追悼 緒形拳さん

 惜しい名優を亡くしました。俳優の緒形拳さんが10/5に逝去されました。

 緒形拳さんが出演された作品の中で、自分のもっとも古い記憶にあるのは、66年に放映されたNHK大河ドラマ「源義経」です。弁慶役を演じられましたが、最後の立往生のシーンは鬼気迫るものがあったことをいまだに覚えています。

 よくいわれていることは、映画俳優としてはデビュー当初はあまり恵まれず、本当に高く評価されるようになったのは『鬼畜』(未見)や『復讐するは我にあり』からだとか。
 自分としては、映画としてはあまり高い評価を受けていない『GONIN2』、勝新太郎版『座頭市』や、ほんのちょい役で出演した『佐賀のがばいばあちゃん』などでとても強い印象に残っているのが不思議なところです。
 とはいうものの、やはり『長い散歩』のようなしっかりとした正攻法の作品となると、現代では主役を演じられる人は緒形拳さんを措いてきわめて少ないのではないでしょうか。
 これといってクセのある演技をするわけではないにもかかわらず、それぞれの作品での存在感には圧倒させられたものでした。
 これからも、主役・脇役を問わず幅広くご活躍いただきたいと望んでいたのに、まことに残念です。謹んでご冥福をお祈りします。

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コメント(2)

ぺろんぱ 返信

御無沙汰です、こんばんは。

拳さん、私もファンでしたのでとても残念な訃報でした。
毒のある役から、毒を消し去った役、究極の善き人の役まで、あらゆる拳さんを見せてくれた俳優さんでした。

『長い散歩』の拙レヴューでもやはり「この役は拳さんでしか・・・」と記していたことを思い起こしています。
御冥福を祈りたいですね。


リニューアルの貴ブログも今後益々楽しみにさせて頂きますね。

クリシェ(管理人) 返信

>ぺろんぱさん

コメントありがとうございました。
名優がまた1人去っていくのが寂しいところです。

"シネマで乾杯"いつも拝見させていただいております。
これからもたくさんの記事を期待しております。

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