日本映画での時代劇のヒーローは昔から数多く現れました。眠狂四郎、丹下左膳、鞍馬天狗等々。
 しかしながら、多くの映画人がくりかえし映画化しているのはなぜか座頭市。
 現在上映中の香取慎吾版ばかりか、北野武、そして綾瀬はるかの『ICHI』など、特に2000年代に入ってから目立つようになりました。
 俳優勝新太郎の人気がいまだに高いのか、それとも市のキャラクターのせいなのかはわかりません。
 他のヒーローは原作ものが基であるのに対し、座頭市は著作権に引っかからないからかと思いきや、時代劇の原作など、たいていは著作権が切れている作品ばかりです。
 ということで、特に断りはないものの、本作における主人公のキャラクターの造型は座頭市を多分に意識したものとなっています。そしてそれが、最後の最後に明かされるというのもおもしろい作りです。


 テレビで放映されていたアカデミー賞授賞式で、主演女優賞候補でひときわ目を惹いたのがガボレイ・シディベ。
 失礼ながら、およそ主演女優賞にふさわしからぬ容貌と体躯でした。13年前の『ラブゴーゴー』で高く評価されたリャオ・ホェイチェンを連想させられました(とはいっても、マイナーな映画なのでほとんどの方がご存じないと思いますけど)。
 こういう女優さんが評価されたのだから、きっとすばらしい映画に違いないものと予想していました。
 とはいうものの、映画は予想とは少し異なりました。想像したほど暗く悲惨な状況ではなかったのです。


 どんな職業、どんな世界でもそうですが、ごく一握りの人たちは、ひときわ上昇志向が強く、プロをめざし実力を身につけるために研鑽を怠らず、足がかりを築くためのちょっとしたチャンスも逃さずに確実に掴もうと虎視眈々と狙っています。
 メジャーとなり一流と呼ばれるようになるのは、たいていはこのような、よくも悪くも野心家といえる人たちでしょう。
 映画や小説などでおなじみのサクセスストーリーの多くは、このようなタイプの人たちの挫折や栄光を描いたものです。
 しかしながらその他多数の人たちは、そこまでの上昇志向はありません。本作はそのような、よくいえば欲がない、悪くいえば凡庸な人たちを描いた作品です。


 フェデリコ・フェリーニの名作『8 1/2』をミュージカル化するなど、なんという破天荒な試みと驚きましたが、舞台版はかなり昔から上演されていたのですね。
 実際観てみると、それほど違和感がないのが不思議。原本が抽象的であるにもかかわらず、ミュージカルという説明性の強い(?)形態が意外なほど合うことに感心しました。


 日本の数ある街並みの中でも、谷中はひときわ思い入れが強い地です。上京すると必ずといっていいほど訪れるくらいです。

 たんに街並みの美しさやすばらしいさというだけならば、日本中いたるところでみかけます。
 しかしながらここは観光地として人工的に作られた街ではなく、長年に亘り住民の方々が培ってきた歴史が染みこんでいます。だからこそごく自然な風情ある街並みが展開され、それが心ある人たちによって発見されたのです。
 街そのものがオーラを放っているといえばよいのでしょうか。このようなところは日本中他に知りません。


 外国の大都市を舞台にした恋愛を巡る短編連作ということならば、たしか数年前に観た記憶があるはず。ということで、過去に観た映画(この15年ほど、すべて記録しています)を調べたところ『パリ、ジュテーム』でした。
 違いは紐育と巴里、そしてタイトルの英語と仏語の違いだったのですね。
 10名以上の監督による短編連作で、舞台はニューヨーク(パリ)に据えた恋愛映画という縛りは共通しています。
 製作陣もほぼ同様で、とどのつまりは『パリ、ジュテーム』の続編のニューヨーク版という位置づけでしょう。


 プロとアマチュアの実力差には、ジャンルによってかなりまちまちのようです。
 もっとも差が出るのは、スポーツや勝負事など実力差が明確に結果に表われる部門。そのなかでも特に大きいといわれているのが将棋・相撲・囲碁。特に将棋は、プロの門が狭いこともあってもっともかけ離れているようです。
 それでは音楽、それもポピュラーの分野ではどうでしょうか。


 地域別に休暇を設定するなど、とうてい実現できそうもありません。


 後半は実に切ないメロドラマが展開されます。
 バンコクで25年ぶりに再会した女性と決意したものの、彼女はすでに余命幾ばくもない運命にあり、失意の内に帰国する……。いかにも韓国風のメロドラマが展開されます。
 そしてこの25年前の出会いを描いた前半部も、さぞやロマンに満ちたパートになると思われるところです。
 ところがあにはからずや、これが想像を絶する代物。


 今日は、去る12月6日に受験した管理業務主任者試験の発表日。さきほど帰宅しWebで照会したところ、自分の受験番号が載っていました。よかった、ヨカッタ。
 昨年はみごとに落第したので、捲土重来を期すことができました。
 得点は、試験屋さんの予想合格ラインぎりぎりでしたので、当たるも八卦当たらぬも八卦というところでしたが、なんとか首の皮1枚つながりました。


 あまり映画を前もって期待して観るタイプではありません。お気に入りの映画作家が手がけたものや俳優・女優さんが出演する作品はマークすることもありますが、普段はあまり気にかけません。
 とはいうものの、今年は(も)注目に値する作品がいくつかあるので列挙していきます。


 噂にたがわず美しい映像の作品でした。3Dではない映画館で観たのですが、それでもこれほどきれいに感じたくらいですから、立体映像だとどれくらい美しいかわかりません。
 さすがキャメロン。完全主義者といわれるだけのことはあり、ディズニーやドリームワークスも顔負けのファンタジー映像が繰りひろげられていました。

 ところがかんじんの内容となると、生臭いことこの上ありません。
 あのナヴィ族のいでたちはまさにネイティブ・アメリカン。彼らを侵食したアメリカ開拓時代の寓話と思いきや、アジアを中心に繰りひろげてきた侵略戦争……じゃなかった、平和ご貢献活動を彷彿とさせる武力行使と破壊ぶりです。
 しかもたんに軍事行動の有様だけでなく、軍隊が大企業の手先となって活動しているところなどもしっかりと描いています。


 昨日の日本映画部門にひきつづき、日本インターネット映画大賞外国映画部門に応募します。


 昨年1年間の総括を兼ね、日本インターネット映画大賞日本映画部門に応募します。
外国映画部門はまた後日。


 今年はもっと記事を更新します。
 映画に限らず、いろいろな記事を書くように心がけます。
 とかいっても、結局三日坊主で終わるのだろうな。

 ということで簡単ながら、今年もまたシネクリシェ2.0をよろしくお願いいたします。m(__)m


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